人間関係改善ワーク

愛知県瀬戸市で

美容師/心理相談の活動をしている藤谷です。

 

本日は心理のセッションワークでした。

 

今回は「人間関係改善」がメインでした。

 

最初はそういうテーマで

セッションを開始したわけではありませんが

 

クライアントさんの悩みを

だんだんと掘り下げていくうちに

 

根底に「父親との関係」

もうちょっというと「父親への負の感情」が

ありました。

 

ここでは、クライアントさんの

「お父さんに対する負の感情」を

和らげることで

いい方向にもっていけるのではと考えました。

 

詳細は省きますが

 

子供の頃からお父様があまりにも厳しすぎて

ちっとも楽しい家庭環境じゃなく

大人になった今でも恨めしく感じている

 

とのことです。

 

クライアントさんの話だけを聞けば

とても気の毒なほどなのです。

 

 

ポイントとなるのは

一方のお父様はどのようなお考えで

娘や息子にそのように接していたのか?

 

です。

 

つまり「相手の立場になる」のです。

 

相手の立場に立つ、というのは

冷静なときは

「それはもっともだ」と考えられるのですが

 

人間というのは感情の動物なので

 

自分が当事者になると冷静でいられなくなり

(特に精神的損害を被った場合)

 

相手の立場やら気持ちなど

考えられなくなります。

当たり前のことです。

 

そこでワークです。

 

今回はイスを3つ用意し

写真は

対面に関係を改善したい相手がいるものと

見立てて

 

相手に不満でも何でもいいので

言いたいことを包み隠さずぶつけます。

 

ちなみに僕は

クライアントさんの言葉に頷きながら

気持ちを引き出す誘導をします。

 

この段階でひとまず言いたいことを言ったら

 

今度は対面側のイスに移動し

 

「相手」になります。

(この場合はクライアントさんのお父様)

 

そうしたら今度は「お父様になって」

娘(クライアントさん)に気持ちを言います。

 

ここでも僕は「お父様」の気持ちを

引き出す誘導をします。

 

「お父様」の言いたいことを

ひとまず言い終えたら

また元のイスに戻り

 

クライアントさん(娘)に

「お父様があのようにおっしゃってますが、どのようにお考えでしょうか?」

と、僕が聞きます。

 

「お父様」の言葉を受けて

クライアントさんが再び「お父様」に

言いたいことを言います。

 

つまり、僕が誘導して手助けをしつつ

「お父様」と対話をするのです。

 

実際のお父様がどう考えてるか、

の問題ではなく

 

「自分がお父様の立場なら」

どのように考えるのか?なのです。

 

こうして

自分になったり、相手になったりして

「対話」を繰り返すうち

 

だんだんと見えてくるものがあります。

 

そして、ここ、というタイミングで

クライアントさんに

真ん中の3つめのイスに動いていただきます。

 

ここではクライアントさんに

全然関係ない第3者となってもらって

「娘と父親」のやりとりについて

客観的な意見を述べていただきます。

 

最後に1番最初のイスに戻ってもらって

以後、相手とどのように接していくかを

クライアントさんに伺います。

 

このワークの前後で

クライアントさんのお父様に対する感情が

大きく変化しました。

 

今までは実家に年一回「仕方なく」行って

しかも数時間で帰ってしまってたようですが

 

次帰ったときは一泊するみたいです。

 

クライアントさんの表情が

自然に和らいでいました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA