潜在意識・心理/なぜブラック企業が生まれるか?

愛知県瀬戸市で

美容師/心理相談/経営相談の活動をしている

藤谷です。

 

「ブラック企業」というワードが出て

けっこう久しくなります。

 

まあ、定義的には

低賃金、長時間労働、残業、パワハラが

繰り広げられてる職場のことだと思いますが

 

この言葉を最初に聞いた時

美容業界の特集かと思いました

 

 

まあ、それはさておき

ここでは美容業界はブラック

という話をしたいのではなく

 

なぜブラック企業になってしまうのか

というところです。

 

もちろん原因は一つではないのですし

景気云々ももちろんあるでしょうが

 

ちょっと申し上げにくいですが

一つに

「能力の低い社員を簡単にクビにできない」

 

ことにあります。

 

欧米の場合は

仕事の仕方がスマートなイメージがあります

 

プライベートとのバランスとってとか

仕事も夕方にはもれなく終えてとか

休暇も長くとってとか

 

それでいてよく言われることですが

 

日本人の働き方よりも

生産性が高い、と

 

それに比べて日本人は働き過ぎだとか

長時間残業するわりに

なんだか生産性が低い云々カンヌン…

 

欧米人の能力がもれなく高くて

日本人の能力が低い、ということでは

なくて

 

日本人は法律によって

「簡単にクビにならない」

 

という、奇妙な安心感が

潜在意識の中にあるんです。

 

欧米の場合は

成果を上げられない人材は

速攻でクビ切られるようです。

 

だから適度な緊張感がある。

 

なんでこんなことが言えるかと言えば

 

僕自身が成果を上げられない

うだつの上がらない

雇われ美容師だったからです。

 

もちろん、仕事は「自分なりに」

なんとなく一生懸命やるんだけど

 

なんだか頑張っても給料上がらないし

けどまあ、毎月もらえるから

なんとなくなあなあになるんです。

 

その当時の美容室を辞めると告げた瞬間

オーナーが嬉しそうだったのが

印象的でしたね笑

 

まあ、それはともかく

 

仕事への意識が高いなら高いで

「意識高い系」などと揶揄されるようや

ご時世ですから

 

働く人全員の意識が高ければ

もうちょっとブラック企業は

減ると思うんですが

 

結局は無能な社員は時間を差し出して

 

つまり、決められた就業時間内に

終わらないから

残業して与えられたノルマをこなすしかない。

 

日々残業する

疲れがたまり仕事の効率が低下する

ミスしたり所定の成果があげられず

上司から圧力がかかる(パワハラ)

精神的に病み、ますます仕事ができなくなる

そういう社員が増えて利益が上がらなくなる

所定の利益が出なければ

会社の存続に関わってくるから

そういう社員たちにさらにキツいノルマを課す

社員たちはますます病む

それで上司にパワハ…以下略

 

的な負のスパイラルに陥ります。

 

はたから見てる人は

そんなの辞めたらいいのにって

思うのですが

 

これも申し上げづらいですが

 

それでも社員たちは

辞めることで「変化」するのを

潜在意識では望んでないのです。

 

そんな状況でも

一歩踏み出すことより

今のほうが心地いいのです。

 

何故なら辞めたら

どうなるかわからないから。

 

どうなるのかわからないことに

恐れを抱くのは

潜在意識どころか人の本能です。

 

そんな感じでブラック企業が出来上がります。

なかなか由々しい状況ではありますね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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