潜在意識、深層心理/人の期待に応えるな?その3
愛知県瀬戸市で
美容師/美容室経営/店舗、個人事業主、フリーランス向けウェブ制作/心理相談/個人事業主、フリーランス専門の活動、経営相談/
の、活動をしている藤谷です。
過去2回、人の期待に応えるだけではいろいろシンドイ、という話をしました。
「人の期待に応える」というのを別の言い方すると「ニーズ(needs )に応える」です。
今までは市場調査して見込み客の欲してるもの(期待)に合わせて商売するのが基本でした。
今でもそれが間違いではないけど、今の日本、というか先進国では取り立てて必要とされているであろうものは満たされている状態です。
それでニッチと呼ばれる平たく言うと隙間産業的なアプローチ、専門性のあるアプローチが必要とされます。
美容院で言えば、例えば美容院が一軒あるかどうかみたいな村や島であれば、基本的に「美容院」というだけで人が来ます。
ところが日本中大抵1つの街に美容院がところ狭しとひしめいている状態です。
これでは、「美容院」というだけではなかなか集客が難しくなります。
それで、よりお客さんの要望に応えることが繁盛へ繋がるというのも間違いではありません。
ただし、お客さんの要望(ニーズ、期待)があまりにも多様化してるのが現在です。
正直、お客さんの要望全てに応えるつもりでいたら身がもちません。
全てのお客さんの期待に応えよう、喜んでもらおうという考え方は特に資本力のない個人事業主の場合、封印しなければなりません。
「ウチはこういうことができる美容室」という「コンテンツ」を発信していきます。
私の美容室で言えば「くせ毛や髪のダメージで悩んでる方来てください。ただし、髪質で悩んでない方は他に美容室いっぱいありますよ。」とあえて言います。
「やってほしい人この指止まれ」です。
指に止まらない人は一切相手にしません。
指にとまった人だけに全力で喜んでもらえるように仕事をします。
「それだとお客様が集められない!」と言われても、自分の、少なくとも地域では独自のコンテンツを発信するか料金をアホみたいに安くするかしないと現在はお客さんは来てくれません。
ここで、少し視点を変えると面白いのが、自分はいったい何人の顧客、クライアントを抱えられるか?です。
あくまで1つの考え方です。
私の美容室でいえば、1人でやっているので、3ヶ月までに来てくれる顧客さんが200人もいればいっぱいです。
私の美容室がある愛知県瀬戸市と近隣の尾張旭市で人口20万人います。
基本的に美容室のメインの顧客が女性として、大体10万人いると予想します。
さらに10万人のうち美容室に行く人が5万人だとします。(流石にもっといると思いますが、ここは少なめに見積もります。)
そして、有名な「2割の上位顧客様が売り上げの8割を占める」という「ニッパチの法則」に従ってなるべく美容室にそれなりにお金を使ってもらえる人に来てもらいたい、としたら瀬戸市、尾張旭市で美容室にお金をケチらず使ってくれる人が5万人のうち1万人ということになります。
そして、1万人のうち先ほどの話で私の美容室に200人来ていただきたい、と考えると200/10000、2%です。
瀬戸、尾張旭市で美容室にお金を使ってくれる人のうちの50人に1人支持してくれれば充分です。
もっと言ったら、総人口20万人のうちの200人なので、それこそ1000人中1人に支持されればそれで商売が成り立ちます。
蛇足ながらもっと言うと日本人口1億2千万人のうちの200人なので、600000人に1人に支持されれば成り立ちます。
(ちなみにもともと数字は大の苦手です。)
(何度も言いますが、あくまで考え方の1つです)
こう考えると、自分に合ったお客様を集めるというハードルが精神的に下がると思います。
どうしたらお客様に喜んでもらえるか、よりも自分の普段の仕事で喜んでもらえるお客様をいかに集めるか?というのも1つです。