潜在意識、深層心理/争いたがる理由

愛知県瀬戸市で

美容師/美容室経営/店舗、個人事業主、フリーランス向けウェブ制作/心理相談/個人事業主、フリーランス専門の活動、経営相談/

の、活動をしている藤谷です。

このタイトルはアインシュタイン博士(物理学者、E=mc²(相対性理論)を発見した人)がフロイト博士(精神科医、精神分析の創始者)に往復書欄で訊ねた内容です。

この御二方が活躍した20世紀前半はまさに世界中が戦禍に巻き込まれていましたし、ご本人達もユダヤ人の血を引いてるということで当時のナチスに追われてそれぞれアメリカとイギリスに亡命します。

 

この往復書欄のやり取りは当時の情勢の中で揉み消されましたが、なんと2000年代になって公開されることになりました。

 

アインシュタイン博士は

「人々は戦争というくびきから解き放つことができるのか?」

「人間には憎悪に駆られ相手を破壊しようとする欲求、本能が潜んでいるのでは?」

つまり人の本能的な欲求が戦争を生んでいるのでは?

とフロイト博士に伺います。

 

フロイト博士は

 

(端折っていうと)

人の歴史は暴力の歴史でもあり、文明や文化が発達して法(律)ができても、何か問題が起きれば結局暴力(戦争、侵略)で解決してきたし、法そのものも人を束縛するという意味では暴力の1つとも言えます。

人から攻撃的な欲求を取り除くことはできない

弱肉強食という生物学的な視点からすれば戦争それ自体は自然の摂理に乗っ取っておりとても避けがたいものである。

それでも多くの人間が意識の上では戦争(21世紀の現在はテロと紛争)に憤りをおぼえるか?

どのような人間にも自らの生命を守る権利があるから

戦争は1人の人間の希望に満ちた人生を打ち砕くから

戦争は人間の尊厳を失わせるから

戦争はのぞんでもいない人の手を血で汚すから

戦争は人間が苦労して気づき上げた貴重なもの、貴重な成果を台無しにするから

 

と言います。

 

最後にフロイト博士は

「文化の発展を促せば戦争の終焉に向けて歩みだすことができる」

と締めくくっています。

 

アインシュタイン博士による相対性理論E=mc²は世紀の大発見であります。

簡単に言うと現在の乗り物、家電、スマホにいたるまでほとんどの文明品の生みの親です。

ですが、過去にはこの理論が原爆を生み出すきっかけにもなってしまったのです。

 

21世紀になって20年弱が経ち、確かに局地的に紛争やテロはあるものの戦争自体は人類史上もっとも戦争による殺戮が少ない時代です。

 

と、いってもフロイト博士の言うように人の攻撃的な欲求はやはりなくなりません。

 

大国同士が核兵器でお互いに牽制し合い核兵器が数基発射すれば地上が滅びるという恐怖のもとに結果的に平和(というか戦争が起きない状態)が続いています。

 

フロイト博士のいう文化の発展がこのような形で戦争が起きにくい状態になるというのも皮肉と言えばそうですが。

 

日本とその周辺の国(国名はあえて書きませんが)でも、やはりお互い他者に対する攻撃性(嫌悪、ヘイト)が渦巻いている状況です。

 

自分達は暴力的な人間ではないが、他者が未だ野蛮で暴力的である(と、お互いが思っている)以上、こちらも何らかの形で自衛しなければならない。

 

先日のホワイト国除外云々も、元の元を端折りに端折って説明すればこういうことです。

 

私の地元、名古屋で行われた例の芸術展で「あの像」が公開され抗議が殺到して中止に追い込まれたのはここ数日の話です。

 

私自身はこのあたりのことに関しては意見は特に持ち合わせていませんけども

 

ま、現総理大臣が軍国主義を復活させたがってる云々とか憶測で言うべきではないと思いますが、

 

少しでも平和になればいいよねってヒロシマに原爆が落ちた日に思うのでした。

 

合掌。

 

 

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