潜在意識、深層心理/裸の王様の違う解釈
愛知県瀬戸市で
美容師/美容室経営/店舗、個人事業主、フリーランス向けウェブ制作/心理相談/個人事業主、フリーランス専門の活動、経営相談/
の、活動をしている藤谷です。
あなたは(裸の王様)という話を知ってるでしょうか?
ものすごい端折ってストーリーを解説すると
服屋(詐欺師)が王様に「愚か者には見えない服」を売りつけます。
「見えない服」はそもそも存在しないので、王様はもちろん臣下の者達にも誰にも服が見えません。
ですが、王様や臣下達はそれぞれ愚か者だと思われたくないので、王様は見えない(存在しない)服を着るフリをし、
臣下達は見えない(存在しない)服を着たことになったいるパンツ一丁(以下パンイチ)(或いは全裸)の王様を「そのお召し物よーくお似合いでございますう」と褒め称えるという茶番を繰り広げます。
王様はその見えない(存在しない)服を着たフリをしてパンイチ(もしくは全裸)で城下町をパレードします。
町の者達ももちろん見えない(存在しない)服は見えませんが、自分達も愚か者だと思われたくないのでパンイチ(もしくは全裸)の王様に誰もツッコミを入れません。
ところが1人の子どもが「王様は裸だー!」と言ってしまいます。
街の大人達「それ言うたらあかん!」
子ども「だってどーみても王様ハダカやんけ!」
みたいなことになるというお話です。
さて、この裸の王様の話からどんな教訓が得られるでしょうか?
「正直者の子どもはエライ」でしょうか?
「オトナはウソを隠すから卑怯」でしょうか?
「ミエを張ったら騙される」てしょうか?
多分小学校で教えられるのはこんなところだろうと思います。
ですが、大人になって社会に出てからこの子どもみたいなことをやってたら間違いなく干されます。
「見えないものは見えないじゃん」ってやってしまいます。
「みんな気づかないことに気づいたオレかっけー」っていう子どもみたいな投稿をフェイスブックでしてる人がよくいます。
大人はみんな知ってるけどいちいち言わないだけです。
さてこの王様は見栄っ張りの愚か者でしょうか?
それともウソだと知ってて敢えて存在しない服を着たフリしてパンイチ(もしくは全裸)で街を練り歩く大人物でしょうか(現代的なモラルはひとまず置いといて)?
臣下達や街の者達は愚か者だと思われたくないためにパンイチ(もしくは全裸)の王様を褒め称えるアホの集団でしょうか?
それとも、服は存在しないことは知りながら大人としてそのあたりの空気読んでパンイチ(もしくは全裸)でパレードを敢行する王様をむしろリスペクトしてるでしょうか?
いろんな解釈ができると思います。
子どもは当然視野がまだ狭いので、見えるものしか見えません。
大人になると目の前のものが見えなくともその背景を読み取ろうとする力がつく…
…はずなのですが、ネットの普及によるものかはわかりませんが、記事や報道をみてそのまま「王様はハダカだー!」と言ってしまう子どものような主張をする大人がとても多いです。
大人になれば、社会活動をするようになれば、「絶対的な正解などない」ことを知らなければなりません。
子どもの世界では1+1=2です。これは何も間違っていません。
ですが大人になったら1+1が3にも10にも1000にもなることがあります。その場合、実は1+1という問題がそもそも間違えてることもある、ということに気づけた方が器が大きくなります。
器がちっさいと見えてるものしか見えません。
カウンセリングなんて特にそうです。